昨日、静岡の現場に行っていました。
仕事は一日で終了。片付けも終わり、社長ともう一人と三人で、一台のトラックで都内まで戻ることになりました。

運転は社長。
私は助手席。
真ん中は、もう一人の私と同期の男の子。

車中では、終始、私への社長からの攻撃かと思われました。
…しかし。

横浜町田までの30(!)kmの渋滞も三時間かけてやっと通り抜け、都内へと侵入できた頃。
散々社長からけちょんけちょんにされて疲れていた私に、不意に社長本人が語りかけます。

「東京タワー、見たいか」

きょとんとしてしまいましたが、反対意見は出なかったので、向かうことに。
首都高を芝公園に向けて走り、カーブを曲がると、ビルの陰からそれは現れました。

物凄く綺麗でした。
久しぶりに見ることが出来ました。
都内で働いていたとき、何度か近くまで行ったことがありました。
眺めながら、一瞬にして過去の自分の記憶が蘇り、切ない気持ちでいっぱいになりました。

社長の気まぐれから、再び目にすることが出来た東京タワー。

あの時、下から眺めていた頃の私と今の私。

何が変わって、変わっていないところは何処なのか。

意味は無いのかもしれません。
今をどう動くか、それで過去から抜け出し、未来へと足を伸ばすのですから。

でも、ちょっぴりだけ。

家に帰り着いてから、残っていた焼酎を飲みながら、過去への切ない思いに身を寄せていました。

明日からも、切なくなるくらい、いい思い出を作れるようにしなきゃね。
2006.10.09 /