このブログでも、何度と無く紹介している、cock roach

何をそんなにあつくなってしまったのか、それを書いてみたいと思います。

まず、出会いは友人からの紹介。
「ヤバイバンドがあるから、教えてやるよ」
そう言われて渡されたCD。

…ジャケットからして熱いです。
割れた卵から、人間の腕が天を掴まんばかりに伸びています。
血だらけです。

もう、惚れ惚れ。

タイトルも、「赤き生命欲」。

この時点で、私の心をがっちり掴んで離しません。
そして、借りたその日に車の中で聴いてみると。

一曲目の始まりは、荒野を吹く風のような音から入ります。
それに重なるように、

「ギリギリギリギリ…」

と、まるで「虫が存在を示す時の音」のように、無機質に鳴り響く。

そして突然入る、声とノイズ。
ギターの特効音。
ボーカルの念仏。

この瞬間に、鳥肌が立ったのを覚えています。

あまりにも自分の感性に当てはまりすぎて。

それからは、耳に入る音と声と念仏は、全て私の中に溶け込んでいきます。
私が求めていた音の一つだと、はっきりと認識出来たからです。
そして聴き続けるうちに、あることに気づきました。

「作詞した人は、『死』に対してひどく怯えている」

私は、むしろ逆。
死ぬことは怖くない。
人は、死ぬために生きていると思っているくらい。

だからなのか。
彼らの音が、物凄く私の興味をそそるのは。




「赤き生命欲」
赤きプラズマの雨 我が生命欲は
三日月の鋭角と 毒蜘蛛の針に刺され
それでも果てることなく 尚燃え続くだろう
倍速で蠢く
虫たちの手足はその証明であり例えちぎられても蠢いている手足は意識無くとも
その離れた胴体に戻ろうと永遠の運動を繰り返す

赤き生命欲のもとに
赤き生命欲のもとに




…死を畏れるということ。
それが、私が感じる彼らの魅力なのかもしれません。
2006.11.28 /