聞こえるのは

砂のノイズ。

窓には

叩き付けられた雨粒が

重力に逆らえず落ちていく。


灰色に彩られた空。

私を歓迎している。

何処までも続く、黒い海。

その中を飛ぶカモメは、いったい何を見つけようとしているのだろう。



解放を待つだけの時間。

それが苦痛だ。

でも、雨は知っている。

雲から落ちた時点で、解放されたことを。

重力とは、雨として存在することを許された証拠のようなモノ。


そろそろ時間だ。

車の鍵は持った。

出発だ。





雲間からの光は眩しい。
2006.12.04 /