過激な日々。

ここでは、ちっちゃい女「もん」の、過激な毎日を綴っていきます。 毎日考えていることや、思うこと。 時には乱暴になったり、好きな詩を綴ったり。 少しでも心に留まったら、そっと言葉をください♪

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超久しぶり。

さて、今回。
かなりの月日が経ってしまい、更新がとにかく遅くなってしまいました。

…でもまあ、遅くなるのはこの頃多くなっていたので、皆様、慣れたご様子。
良かった。余計な心配をされなくて。
でも、ちょっとばかし心配もしていただけたようで、そんな方々には、謝罪いたします。
心配かけまして、ごめんなさい。

取りあえず、前回の記事の「現場」ですが。

報告です。

制作した物は、「架台」と言いまして、とにかく重くて巨大です。
使われる汎用度も高くて、色んな場所で見ることが出来ます。
私の仕事の場合、主に巨大な洗濯機や乾燥機などを置く「台」です。

工場内のコンクリートに直接置けないので、こんな物が必要になります。

作り方としては、物凄く太くて重い鉄骨をサイズ毎に切り出し、四角に組み上げれば、台の完成。
巨大な板チョコだと思って貰えれば、イメージ通りだと思います。

…実際は。
そんな簡単には出来ない代物なのですが。

私が作り上げた物は。

全長:22844ミリ(約22m84cm)
全幅:3430ミリ(約3m43cm)
全高:294ミリ(約30cm)

総重量:推定11トン

…長かった。
制作が始まる時、私は社長から課題を与えられたんです。

「これをまとめてみろ」

これは、最初から最後まで、一人で制作過程を組み立てて、指示を出し、完成させてみろ、の意味です。
勿論、誰かに助言を求めることは許可されています。
社長でも、分からないときは誰かにアドバイスを求めることがあるくらいですから。

社長がこの仕事を私に持ってきたのには、理由がありました。

前回の大仕事で鉄骨を組み上げたとき、工場長からお墨付きを貰った事があったのを覚えているでしょうか。
その後に、工場長が社長に掛け合って、

「嬢ちゃんにこれを任せてみなよ。完成させるから。嬢ちゃんなら」

と言われていたそうです(今日それを知った)。
で、社長が考えた末、やらせるなら、図面の隅から隅まで自分の頭に入れて見ろ、という意味合いを込めて私に任せたようで。

工場長。
ああ、工場長。

あんた、私を惚れさせようとしているね?
何処から何処まで、いい男なんだ。畜生。
もう結婚したらしく、手は出せなくなりましたが。

…冗談です。冗談。うふ。
良い上司に恵まれました。はい。

で、そんな経緯もあって任された図面。
物が巨大なら、図面も巨大。
広げると、横に2m以上もある巨大な物。
147センチの私が持つと、びろびろ。見にくい。

「おい、嬢ちゃん。コンパネ(大きめの木の板)の上で広げたら見やすいだろ」

工場長、ちょっと呆れてたり。
ええい、うるさい。
図面を任されて、ちょっと緊張しただけだい。ふん。

そんなこんなで、架台作りが始まりました。

いざ始めて見ると、細かい作業が多いことに気付かされます。

まず、寸法通りに鉄骨を切り出すのもそうなんですが、鉄骨と鉄骨を繋げる為の「めいた(どんな漢字を使うのか知らない)」を大量に作ったり。
鉄骨が揃っても、何処から先に組まなきゃいけないのかを考えたり。
ミリ単位での誤差を考えたり。

まさしく、パズル。

「おい、嬢ちゃん、これは何処に付くの?」
「嬢ちゃん、次は?」
「手が空いたよ、何すればいいの?」

…そして、指示する側に廻ったため、作業してくれる人に仕事も回さなければいけません。これに関しては、工場長が手助けしてくれました。

「ああ、ええっとええっと…」

一人でワタワタしてると、工場長が見かねたようで

「長橋さんはここの本溶接やって。泰三さんは、ここの点付け」

ああ、手助けされてしまった。
ごめんなさい、不慣れで。
なんて顔をしていると、

「ここは良いから、とにかく間違いのない把握をしろ。指示が出来ないのは、今はしょうがない」

貸してくれた力に恩を感じながら、図面とにらめっこする私。
少しでも理解できたら、工場長に言って、工場長は、それを仕事として制作側に仕事を回す。
こんな感じのローテーションが出来上がりました。

それを繰り返すことで、少しずつ出来上がっていく架台。

私がやっていたのは、計算機との格闘と、図面でのパズル。
そこから導き出された答えを、工場長が仕事にする。
とにかく、毎日が戦いでした。

途中、私が我慢できずに鉄骨の穴あき作業などをしていると、工場長から怒られたりもしました。

「何で穴開けなんかやってるんだよ!」
「お前は、そんな作業を無視してでも先を読まなきゃいけないんだよ」
「4歩も5歩も先を読んで、次々に仕事を作らないと、みんなの手が止まるんだよ」
「確かにお前は一番下っ端だから慣れないかもしれないけど、今はお前が親方なんだよ」
「それを自覚しろ」

ああ、そうなんだ。
私は、責任のある立場にあるんだ。
それを忘れていました。
親方として、品物を作る道を探し続けることが、私の今の立場。
それを自覚できただけで、ちょっとだけ成長できたのかもしれません。

こんな状態で数日が過ぎ。

いよいよ、現場へ取り付けに行くことになりました。

とにかく巨大な物です。
巨大過ぎて、工場では一度も、全パーツを組み上げていません。
工場内での最終仕上げが終わった時点での総パーツは、全部で6パーツ。
それを組み上げて、22mの全長が生まれるのですが、それを試していないんです。
物理的に無理だから仕方がないんですが、現場で組み上げるまでは出来上がる姿が見えないのです。

不安です。
とにかく、不安です。
ちゃんと出来上がるだろうか。
心配です。

そんな不安と戦いながら、現場で数時間が経過。












出来た!!
ちゃんと、図面の通りの架台が出来た!!







「やっとまとまったな」

社長が、声をかけてくれました。
もう、もう。
感動。
とにかく、感動。

自分が考えて組み上げて指示を出して。
ずっと見守ってきたものが目の前で完成する感動。

ああ、例えようがない。

そんな感動を胸に秘めたまま帰路に就き、自宅に付いてから、感動のあまり号泣。

あっはっは。我ながら子どもだ。
でもその時は嬉しくて嬉しくて、泣きながらお酒をつくり、一人で酒盛りをしたのです。

医者からのドクターストップなんて知るかい!
こんな時に飲まずして、何が酒飲み!

…途中、暴走しながらとにかく飲み倒しました。





こんな私でも、出来るんです。
最初は道を間違えて入ったような就職状況。
でも今は、ちょっとだけ仕事を任されるくらい。

私でも出来るんです。
みなさんは、きっともっと色んな事が出来るはずです。
みなさんの幸せと感動を、心の底から祈っています。

…今は、ちっちゃいですけどそれでも6m×6mの架台を任されています。
これは簡単な部類に入ったので、綺麗に仕上げようっと。



うふ。
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コメント

お疲れさま~♪ そしておめでとう!
すごいね。親方なんて!
22mったらかなりでかいよね~。それを頭の中で組み立てていくんだから凄いよ。
それに周りの人もいい人みたいで。よかったね。
私は前の仕事で図面を描いていたのだけど、もんさんみたいに最終まで仕上げたりした事がなかったから、もしそういう過程があったら・・・なんて考えたらなんか読んで感動しちゃったわぁ。
一緒に酒盛りをしたいぐらいです。笑
ホントお疲れさまでした。

作業の規模がでかいだけに、指示出すのも大変だなぁああああ、、、、、、人もたくさん使うだろうし。。。

指揮を取ったことなんてないなぁ、、、すごいよ、うんすごい。



めいた・・・んー「目板?」

ではまた

おめでとう!
ちょっと 読んでいて感動しました。

大仕事が終わった時の感動、少し分かります。
俺の場合は最終的に失敗だったので少しなのですが。


というか、上司に恵まれるのがものっそい羨ましいです。
何故か指示する側に担ぎ上げられたのですが
下に仕事を(まわせと言われて)まわせば全て俺が修正(もはやオリジナルの域まで)しなければならなかったし
上にはグループがグダグダに見えたらしく見放され

孤立無援を味わいましたよorz

でも
本番前夜(朝?)に一応の完成をみた時のあの充足感はなにものにも代え難いですね(笑



しかしまぁ本当
お疲れ様でした&おめでとうございます!

エリさん。

ありがとうございます!!

一緒に酒盛りをして下さるなんて、酔っ払い冥利に尽きますw
図面を書く仕事をされていたのですね?
アレを描ける人って、尊敬しています。一つでも数値が足りないと、現場で悩みますからね。
恐れ入ります。
一緒に感動してくれたなんて、もう嬉しすぎ♪
ありがとうです。

こめんと、ありがとうございました。

もぐたん。

すごいでしょ?!
すごいだろう?!w

規模が違うと、分担作業が多くなるんだ。
小さいと、何から何まで一人でやっていいの。
でもね、大きくなれば、それ以上の役回りが必要で。
それの頭をやると、体は楽でも、精神的に響く物が多いのさ。

良い勉強になりました。

こめんと、ありがとうございました。

kenさん。

お久しぶりです!

感動していただいたようで、書き手冥利に尽きます。
この仕事は、とにかく自分の経験の集大成でした。
それを発揮できて、物凄く嬉しかったです。

こめんと、ありがとうございました。

夜葬歌さん。

そうでしょうそうでしょう。
完成したときの充足感は、何者にも代え難いのです。
それを味わえたときだけ分かる恍惚感は、宝物ですね。

苦い体験をされたようですが、逸れも後で充分に経験として実になります。
必ず、役に立つときが来ます。
そのままの大人な夜葬歌さんでいてください。

こめんと、ありがとうございました。

造っているもののスケールが大きすぎて
何だか想像の域を超えます。とにかく
びっくりです!
約一年半 もんちゃんとおつきあいさせてもらってきた
けれど、前向きで頑張る姿勢にはいつも感心させられ
ますよ。
また一つクリア おめでとう!!

kaffeさん。

もうもう、ありがとうございます。
そして、お返事が遅くなってごめんなさいです。

そっかぁ、もう一年半が経つんですね。
私をそんなに誉めると、木に登って降りてこないお猿さんが出来上がっちゃいますよ。
てへへ。ありがとうございます。

私も、まさかこんなに大きな物を作るとは思ってませんでした。
これからは、もっと違うモノを作るんでしょうけど、技術を少しずつでも磨いていこうかと思っています。

こめんと、ありがとうございました。

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もん。

Author:もん。
既に体の小ささは私の履歴書として胸を張る状態に。
すったもんだを経て、何とか仕事と住居を見つけることに成功。
地元の母様を守ることも出来て、満足満足。
相変わらず仮面ライダーも大好きで、次回のディケイドってどう?と眉間に皺を寄せる生意気なライダーファンとなりました。
そんなちっちゃい26歳。今年は27ですなぁ。
※プロフィール画像は、フィクションということにさせてください。
 うふふ。

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