過激な日々。

ここでは、ちっちゃい女「もん」の、過激な毎日を綴っていきます。 毎日考えていることや、思うこと。 時には乱暴になったり、好きな詩を綴ったり。 少しでも心に留まったら、そっと言葉をください♪

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小さい頃に。

私が今よりもずっと小さかった頃。
多分、小指の先よりも小さかった頃。
母様とお出かけをして、小さな建物に入ったときのこと。

どうやら母様は、その建物でちょっとした用事があったようで。
小一時間、その用事を済ませてくると私に言いました。
その建物の一階は大きな本屋さんになっていて、今考えればもの凄く子どもには向かないような本ばかり置いていた気がします。
経済論の本とか、何かの専門書とか。
壁は暗い灰色で、照明も今だと考えられないくらい暗かった覚えがあります。

でも、何故か私はその本屋さんが好きで、母様がこの建物に用事がある度に、連れてくるようになりました。
その本屋さんだと、平気で何時間でもいることが出来るからです。

今なら分かる気がします。
自分の子どもが行けない場所にどうしても行かなければいけないけど、子どもを一人家には置いていけない。
そんな時、子どもが進んでおとなしく待っていられる場所があれば、親はどれだけ助かることでしょう。

私も私で、そんな本屋さんでも楽しむことが出来たので、苦になりませんでした。
待っていれば母様は戻ってくるし、本に囲まれているのも心地よいからです。

その本屋さんには、変わった店員さんが居ました。

小難しい初老の男性でもなければ、眼鏡をかけて静かに分厚い本を読んでいるようなおじいちゃんでもなく。
多分、20代そこそこの若者。
いつ行っても二の腕を剥き出したタンクトップに革のパンツ姿で、ロングブーツでした。
それに、エプロンを着ているのです。
髪型は当時流行っていた音楽からの傾向なのか、天に向かった髪の先端から根本まで、全て紫色でした。

見た目は変わっていますが、その割には落ち着いた雰囲気で対応してくれるのです。
「いらっしゃいませ」
と、子どもの私を笑顔で応対してくれる素敵なパンクロッカーです。
子供心に、出来た店員さんだと思わざるを得ません。

ある日、いつものように母様に連れられ本屋さんへ。
母様は用事のために階上へ姿を消し、私は本屋さんの中を物色へ。

「いらっしゃいませ」

いつものようにパンク兄さんが出迎えてくれました。
当時の私は人見知りが激しく、いつも無表情で居たような気がします。
そんなパンク兄さんの声が聞こえないように、いつものポジションに向かう私。

いつものポジションとは、動物や植物などの写真が豊富に掲載されている図鑑などがあるコーナー。
そこへ向かうと、母様が来るまで、ひたすら本を捲る音だけが響き始めます。
そしてその日もいつものように、好きな図鑑を捲る筈でした。
…まるで図書館のように扱うこと自体が失礼な気もしますが。

いつもの本を手に取ろうとしたとき、見慣れない背表紙の本が入っているのが目に入りました。
黒やら灰色やら、およそ軽い雰囲気の感じられない本だらけの所に、ひときわ輝くパールピンク。
…何だろう。この背表紙は。

何も考えずに手に取り開くと、初めて見るモノばかり。
そこに書かれていたのは。





…お兄さん。
私がいつもここに来ていることを知っていたのは貴方だし、もし貴方だとしても責めはしません。

でもね。
お兄さん。
まだおっきいブカブカパンツしか知らないような子どもに、








交換日記してみませんか?






ってだけ書かれた豪華な日記は無いと思うな。
折角お気に入りの本屋さんだったのに、意味もなく気持ち悪くなり、二度と行くことが出来なくなりました。

…さぞかし母様は困っただろうに。




その節はごめんなさいでした。
母様。もうしません。
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コメント

なんか こう
天野月子さんみたいな雰囲気(電波?)出てきてませんか(笑



おそらく彼には
子どもらしからず小難しい本屋に度々立ち入る小さなお客さんが気にかかった
とか
無邪気な子どもにささやかな癒やしを見つけた
とかという理由はなかったんじゃないかと思いつきます。なんとなく。

ただ世の中て変わったひとが多いですよね。


とりあえず件の彼に似たような人物が友人にいます。ぎゃぼ─。

夜葬歌さん。

ええええ?
天野月子さんですか?
…嬉しすぎるじゃないですか。
大好きなんですよ。天野さん。
デビューした頃から、ずっと好きで。
早く全部のアルバムが欲しいです。

変わった人。多いですよね。
どうも、あの本屋さんのパンクロッカーも、その一人だったのでしょう。
おとなしく見守るくらいで丁度良かったのに。
とほほ。

こめんと、ありがとうございました。

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もん。

Author:もん。
既に体の小ささは私の履歴書として胸を張る状態に。
すったもんだを経て、何とか仕事と住居を見つけることに成功。
地元の母様を守ることも出来て、満足満足。
相変わらず仮面ライダーも大好きで、次回のディケイドってどう?と眉間に皺を寄せる生意気なライダーファンとなりました。
そんなちっちゃい26歳。今年は27ですなぁ。
※プロフィール画像は、フィクションということにさせてください。
 うふふ。

フラッシュ クロック 「傀儡人間」

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