ちょっと前に。

現場で、架台を組んでいました。
それは巨大な鉄の塊で、重いパーツを一つ一つ組み立てながら完成させていきます。
とにかく巨大で重いので、組み上げるだけでもかなりの時間がかかります。

当然ながら、作業服や頭のバンダナは、油まみれの埃まみれ。
顔なんて、コントの中の爆発直後のような汚れになります。

お昼の時間になり、休憩。

しかし一緒に来ていた社長が、事務所で打ち合わせの為に出向くことに。
仕方なく、社長を待つために喫煙所へ。

スタンド灰皿の横に、地面に直接座る私。

ハイライトメンソールを銜えて、火を点けて。

現場の従業員さんでしょう。
ヴィトンのバッグやらプラダのバッグやら。
事務服だけど、小綺麗にまとめられた髪型とメイク。

そんな人が、二人通り過ぎていきました。

今の私と、さほど年齢は変わらないでしょう。

…でも、私は今の私も好き。
油にまみれ、鉄と格闘を続けて。

事務員のお姉さん。

斜めに渡した直線の長さを求める場合。
何の公式を使えばいいか、覚えてる?

ハイライトを銜えながら、唇の端で少しだけ笑いました。














…社長が戻ってからは、昼食を何にしようか、それだけを悩んでました。
2006.11.19 /
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